仕事の満足度は「期待の位置」で決まる

20代の悩み

 

目の前の仕事がイヤでイヤで仕方のない時ってありますよね。この記事を書いている私も、日中の仕事が散々でした、、、。

このように仕事にネガティブな印象を抱いている人に「期待を下げる」ことを1つの解決策としてご提示します。

目の前の仕事に嫌気が指していた私の心が少しですが、フッと軽くなった実体験を交えながらお伝えいたします。

それでは、早速解説していきましょう!

期待しすぎてしまう3つの理由

他人と比較する

よく、「他人と比較するな」「自分自身と比較しろ」なんてよく言われますよね。いやいや、わかってるよそんなの。と頭ではわかってはいるのですが、仕事中になるとすぐに忘れてしまいがちです。「SNSで学生の友達がコンサルで年収800万も貰ってる」とか見ただけで、「何こんな雑務ばっかやってるんだろう自分は」って思ってしまうものです。

このように情報過多の時代においては、他人と比較せざるを得ない環境が当たり前になっています。そのため、知らず知らずのうちに他人と比較して、目の前の自分の仕事に満足できなくなっていくんですね。

「20代が全て」というプレッシャー

よく書店にフラッと入ると店頭に「人生は20代で決まる」といったテーマの書籍をよく見かけます。「やったー!まだ20代だから何とかなるわ〜」と筆者は思ってしまいますが、もうそろそろ私も20代の後半戦が始まろうとしており、いよいよ「このまま今の仕事を続けて良いのだろうか?」さらには「転職とか、独立とか、副業とかしたほうが良いんじゃないか?」とさえ思ってしまいます。

確かに、20代で大きく挑戦した方がたくさん成功されていますが、そのような方は共通して「やりたいこと」が明確です。「やりたいこと」がまだ決まっていない段階で、計画性もない突発的な行動で取り返しのつかない事態になってしまうのは避けたいですね。上手く追い風としてこのプレッシャーを活用するのか、無駄な焦燥感を創出させるプレッシャーとなるかは重要です。

学生時代の歪んだ仕事観

もっと仕事って、誰かのために貢献したり、日本や世界をガラッと変えるヒーローみたいなことができるとイメージしていました。というか、そのイメージを植え付けられていました。

しかし、いざ蓋を開けてみるとびっくり。なんとつまらない仕事ばっかりなのでしょうか。そして、なんと幸薄そうな大人が多いことでしょうか。私は悪い意味で衝撃を受けて、学生時代に描いていたキラキラとした社会人ライフとはあまりにかけ離れた現在の仕事にネガティブな気持ちです。

期待を下げるのではなく、正常に戻す

では、上記の3つの要因によってオーバーに定められてしまった期待をどのように対処すれば良いでしょうか?

結論は、「下げる」です。

下げるという言葉を読んで「なんだ、逃げるのか」と悲観的に思った人もいるでしょう。しかしこの「下げる」は受動的な意味合いではなく、むしろ能動的でポジティブな意味を表しています。

その理由は、もうすでに異常なほど期待が高く設定されているからです。高すぎる期待はむしろ現実との大きなギャップが生まれるため、現実嫌悪しやすくなります。

では、どのようにして上がりすぎた期待を下げれば良いのでしょうか?

自分に合った階段をつくる

私としての解決策はズバリ、「自分に合った階段をつくる」です。

例として、私が香川県を旅行した際に訪れた金刀比羅宮(こんぴらさん)の話をします。

金刀比羅宮の階段は御本宮まで785段、奥社まで1368段あります。階段めっちゃ多いんですよね。この情報だけ聞くと、「うわ、登りたくないな」と思う方は多いと思います。しかし、実際に現地に赴くと、最初の200段くらいは横に出店が並んでいたり、1段が小さく設計されているため、実際に登っていて体力的にはキツかったものの、精神的にはとても気持ちの良い時間を過ごすことができました。

では、みなさんの期待の先にあるゴールを頂上と考えた場合に、現実的に登れそうな階段をつくることができているでしょうか。みなさんが現在つくっている階段は、1段が10メートルで、とてもじゃないが自力では登れないような無理な設計になってはいないでしょうか?せっかく辛い思いをしてやっと1段登ったとしても、ゴールの頂上まであと100段もあるようなつくりになっていないでしょうか?

人によって生まれ持った素質は異なるので、一人ひとりに最適な階段があるとは思いますが、おそらくこの記事を読んでいるみなさんは「大きすぎる階段をつくっている」と思います。

ぜひ、この機会に自分の期待を一旦整理して、細かく分けてマイルストーンを設定して、小さな成功を繰り返していける状態を目指して欲しいです。そうすれば、目の前の仕事にもちょっぴり前向きに取り組むことができるのではないかと期待しています。(この期待は決して大きくないですよ!みなさんなら必ずできます!)

まとめ

いかがだったでしょうか?期待が高いことは全く悪いことではないと思います。問題なのは、期待が高すぎることで、今の自分がイヤになってしまうことです。

今回の「自分に合った階段をつくる」ことを実践して、登りきれない無謀な階段から、現実的に登ることが可能な階段へ、さらにはその登る過程も楽しめる工夫もできると素敵ですね!

ここまでお読みくださりありがとうございます!

 

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